受注が約束されていない以上 常に危機感を持っておく
私は10数年間金融機関に勤めていたのですが、家族の事情で旭川エリアでの勤務を継続する必要があり、転勤のない丸善建設の管理部門に転職しました。
建設業界は前職でもお取引先様として関わりがありましたが、外から見聞きしていたものとのギャップに驚きも多く、毎日が刺激的な日々でワクワクしながら働いています。それまでと労働環境や文化も異なりわからないことも多くありますが、現場の皆さんに直接話を聞きながら勉強しているところです。今年の4月からは取締役として経営に携わるようになり、会社の見方も変わって来ました。安定した財務内容がある一方で、仕事の受注が約束されたものではないという緊張感もあり、常に危機感を持って業務に臨む必要があります。
管理部と工事部の連携を深め バランスの良い組織作りを目指す
管理部と工事部が会社の両輪として連携を深め、バランスよく回るような組織作りができれば企業はより強くなれるはずです。私の役割としては、工事部の要請をできるだけかみ砕いて管理部で落とし込み、「みんなでやっていこう」という雰囲気作りを行うことだと思っています。例えば、現場では書類作業が非常に多いので、自分たちでもサポートできることがあれば管理部に集めて現場の負担を軽くしていければと考え、少しずつですが取り組みを進めているところです。
裁量範囲が広く チャレンジできる環境がある
いずれ経営が次の世代に変わっていくという潮流の中で昨年社屋が新築され、周囲の表情も少し変わってきた気がします。私自身の目標としては、まずは会社全体を知り、一人ひとりの人間を知るということ。その上で目指すのは、現場も、中の人間もより生き生きと働ける環境作りですね。業界外から来た者として何かしら伝えられることもあるでしょうし。この会社はチャレンジしやすい環境があると感じていますが、チャレンジを形にしていくためには、自分で考え声を出して伝えるということが大事です。そこに向けてはコミュニケーションを大切に、風通しの良い社風を作っていきたいですね。